【BRANDING】

ブランディングとマーケティングの違いを簡単にわかりやすく解説!

#ブランディング #共創 #考え方

今回のテーマは「ブランディングとマーケティングとの違い」についてです。
皆さんは「ブランディング」と「マーケティング」の違いがわかりますか。

ブランディングとマーケティングの関係性は、書籍やWEB上の記事でもいろいろな解釈があります。
マーケティング活動の中にブランディングが含まれるという考え方もあれば、ブランディングの中にマーケティングが存在すると言う人もいます。

今回は、そのわかりにくい「ブランディング」と「マーケティング」の違いを、両者の特徴や活動内容などから、できるだけわかりやすく説明していきます。

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ブランディングは、生活者に共感されるとともに情緒的なメリットを感じてもらい、最終的にファンになってもらうことが目的です。

ブランディングは企業だけで構築できるものではなく、生活者の頭の中でイメージさせることで初めて成立する共創物です。そのためコントロールが難しく苦労が多いのですが、その分ブランディングには大きなメリットがあります。ファンになった生活者は、継続的にモノやサービスを購入してくれるます。また、SNSや口コミなどでブランド情報を拡散してくれる無料の広報隊として活動をしてくれます。

ブランディング活動には、❶調査・分析、❷ブランド定義、❸ブランド伝達、❹効果検証の大きく4つのプロセスがあります。

3C分析などで、自社と他社の分析をおこない差別化のポイント(ブランド価値)やブランドターゲットを明確にします。
ブランドターゲットは、どのような生活者になってほしいかという視点で考えることが重要です。

ブランドのコンセプトやメッセージ、またブランドの提供価値などの概要から、ロゴなどのビジュアルデザインまで定義していきます。

ブランド定義を厳格に守り生活者との良質なコミュニケーションをとります。ブランドとのタッチポイントを設計するのはもちろん、その回数や頻度なども考慮する必要があります。

ブランドの効果検証は難しいですが、基本的にはアンケートなどの調査でおこないます。定性、定量の調査により、ブランド認知度やブランド共感度などを調査します。ブランディングの各施策に問題がないかを検証し、問題があれば改善していきます。

[ブランディングの主な特徴]

  1. ファンになってもらう!
  2. 生活者との共創物(ブランドは生活者のイメージ)
  3. 情緒的なメリットを感じてもらう(意味のある「差」)
  4. 良質なコミュニケーションで心理変容を促す

ブランディングではターゲットの分析や調査をおこない、コンセプトやブランド価値などを見つけ出し、市場に浸透させる活動を行いますが、この活動の一部がマーケティングと重なる部分があります。うまくマーケティング施策と組み合わせることが、コストの削減や効果の最大化への近道になります。

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「マーケティング」は企業が主体となり、お客様のニーズに合ったモノやサービスを生み出し、売れるように販促活動などをおこない、最終的にお客様に買ってもらう仕組みづくりをする活動です。
つまり、「お客様」に欲しいと思ってもらい、買ってもらうための活動なのです。

マーケティングは、生活者ではなく「お客様(ターゲット)」にどのように購買してもらうかを考える活動で、❶市場調査・分析、❷広報宣伝活動、❸効果検証の大きく3つのプロセスで考えることができます。

お客様の求めているもの(ニーズ・シーズ)を知るための調査。統計データやアンケートデータなど、定量、定性の両データから分析など論理的なアプローチをおこないます。

モノやサービスをお客様に知ってもらうための活動。テレビや新聞などのマス広告やWEBを活用した販促プロモーションなどが代表的な活動です。

上記の活動が、売り上げに寄与したかを検証する活動。費用対効果が良かったかなど、各施策が売り上げにどれだけ貢献したかなどを検証し、次回の施策へフィードバックをおこないます。

[マーケティングの主な特徴]

  1. 買ってもらう仕組み
  2. お客様視点で考えるが企業が主体
  3. 購入したいと思わせるプロモーション
  4. 費用対効果が重要

ブランディングとマーケティングの活動などをそれぞれをまとめましたが、では両者の違いは何なのかを下記で説明します。

ブランディングとマーケティングの大きな違いは下記の4つになります。

  1. 目的が違う!
  2. ターゲットが違う!
  3. ターゲットの心理が違う!

「ブランディング」と「マーケティング」の大きな違いはその目的です。「ファンになってもらうこと」なのか「買ってもらうこと」なのか。この部分さえ押さえておけば両者の違いがわかりやすくなると思います。

ブランディングのターゲットは「ファンになってくれる人」、マーケティングのターゲットは「購入してくれる人」。例えば、マーケティングではモノやサービスを売ることが重要なので、他社より安くすることで購入してくれる人をターゲットにすることもできます。しかし、ブランディングでは、他社より高くても買ってもらえるようなファンをターゲットとしなければなりません。

上記とよく似た内容になりますが、ブランディングのターゲットは「好き」で手に入ますが、マーケティングのターゲットは「必要」で購入します。

ブランディングとマーケティングには上記のような大きな違いはありますが、その活動には類似点があったり、お互いのデメリットを相殺させることもできます。

ブランディングとマーケティングの両活動では重複している部分が多くあります。完全に分断して考えるものではなく、両者をうまく組み合わせることで最大の効果を生み出すことを考えましょう。

例えば、モノやサービスの開発などの初期段階では、市場ニーズを含めた分析データを活用するため、マーケティング重視になりがちです。でもその段階からブランディングを取り入れることで、ブランドターゲットのニーズなど違った側面でモノやサービスをブラッシュアップすることができます。また、ブランディングを取り入れることで、他社との差別化施策もおこないやすくなります。

マーケティングの広報活動や販促活動でも、商品価値でのアプローチだけでは人々の心を動かすことができず、継続した売上が難しくなることがあります。そこで、ブランド価値やブランドコンセプト(想い)などを販売促進と同タイミングで伝えることで、継続的な購買につなげていくといったアプローチも可能になります。

[関連記事]「想い」がブランディングを成功させる!モノやサービスが「なぜ存在しているか」を伝えることが重要

マーケティングを重視している企業の皆さんへ

ブランディングとマーケティングの違いなどを簡単に説明しましたが、各企業の業態や規模などの違いにより、最適な解決策や導入方法は異なります。また、担当者の方がブランディングの重要性を理解していても、上層部の方々に理解していただけないなどの障壁もあるかと思います。

そんなお困りごとがありましたら、一度ご相談ください。私たちは、比較的低コストのブランディングを提案、実施をすることができます。

低コストのブランディングなどのご相談はこちらから

まとめ

ブランディングとマーケティングは切っても切れない存在です。両者の良い部分を取り入れ同時進行していくことが成功につながります。ブランディングだけでは売れる商品は開発ができないかもしれませんし、マーケティングだけでは短期間の売上しか見込めないかもしれません。

ブランディングは情緒的なものなので数値化することが難しく、施策があっているのかの検証もしづらいのが現状です。しかし、取り入れないことで被るデメリットの方がはるかに高いはずです。

皆さんの企業でも「ブランディング」にトライしてみてはいかがでしょうか。

Atsushi WatanabeBrand Designer/Planner/Art Director
ブランディングを中心に企業と生活者をハッピーにするために、日々新しい手法や表現、アイディアを考えている。 ブランディングやデジタルマーケティングのご相談はこちら
更新日時:2020.5.12
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